イギリス留学を大学や大学院まで考える人は、卒業後にどれくらい英国で働けるのかも早めに知っておきたいはずです。Graduate visaは、英国で対象コースを修了した人が卒業後に働くための代表的な選択肢です。
GOV.UKでは、Graduate visaの滞在期間について、2026年12月31日までに申請する場合と2027年1月1日以降に申請する場合で扱いが変わると案内しています。博士課程などは別の期間です。
この記事では、申請条件、教育機関からの修了通知、申請期限を整理します。卒業式を待つより、大学がHome Officeへ修了を通知したかを確認することが重要です。
Graduate visaの基本
対象になる人
GOV.UKは、Graduate visaの対象として、英国にいること、現在のビザがStudent visaまたはTier 4であること、対象コースを必要期間学んで修了していること、教育機関がHome Officeへ修了を伝えていることを示しています。
大学名だけで判断せず、教育機関がStudent Sponsorとして適切な状態か、コースが対象か、英国での学習期間を満たすかを見ます。同じ大学でも、短期コースや一部資格では判断が変わります。
滞在期間の変更点
GOV.UKの案内では、2026年12月31日までに申請するGraduate visaは通常2年、2027年1月1日以降の申請は通常18か月です。PhDや博士相当の資格は3年と案内されています。制度変更に近い時期は、申請日で確認してください。
| 確認項目 | 見る内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 現在のビザ | Student visaまたはTier 4 | 英国滞在中の申請が前提 |
| コース修了 | 大学からHome Officeへの通知 | 卒業式前でも申請可能な場合あり |
| 滞在期間 | 申請日と資格種別 | 2027年から通常期間が短縮予定 |
| 費用 | 申請料とIHS | 年数でIHS総額が変わる |
申請時期と大学への確認
学生ビザの期限前
Graduate visaは、Student visaまたはTier 4の期限が切れる前に申請します。申請後、結果を待つ間は英国に滞在できますが、期限後に慌てて準備するものではありません。
大学から修了通知が送られたか分からない場合は、国際課やビザ担当に確認します。証明書そのものより、Home Officeへの修了報告が進んでいるかが申請の出発点です。
- Student visaの有効期限を確認する
- 大学へ修了通知の時期を聞く
- 申請料とIHSを見積もる
- BRPやeVisaの確認情報を手元に置く
卒業証明書との関係
GOV.UKは、教育機関が修了を通知した後で申請でき、卒業式や証明書の交付を待つ必要はないと案内しています。ただし、大学ごとに通知時期が違います。最終成績が出る時期とビザ期限の差を必ず見てください。
Graduate visaは延長できません。長く働きたい場合は、Skilled Worker visaなど次のルートを早めに調べる必要があります。
費用と書類の考え方
申請料と医療費
GOV.UKでは、Graduate visa申請時に申請料とImmigration Health Surchargeを支払うと案内しています。IHSは滞在年数に影響されます。2026年末と2027年以降で通常期間が変わるため、総額の見積もりも変わります。
手元に置く情報
申請では、本人確認、現在のビザ情報、パスポート、CASに関わる情報、大学からの修了通知状況を確認します。紙の証明書を集めるだけではなく、UKVIアカウントとeVisaの情報も見られる状態にしてください。
- 大学からの修了通知状況を確認する
- Student visaの期限を確認する
- パスポートとUKVIアカウント情報をそろえる
- IHSを含めた費用を見積もる
- 次の就労ビザ候補を並行して調べる
留学計画への入れ方
大学選び前の確認
Graduate visaだけを目的に学校を選ぶと、コース内容や就職市場との相性を見落とします。対象資格、学習期間、専攻と求人の近さ、卒業後の採用時期を一緒に見ます。
関連して、イギリス留学の大学進学とYMS準備、イギリス学生ビザの費用と残高証明、イギリス大学院留学の費用と奨学金、イギリス留学のeVisa確認も見ておくと、入学前から卒業後までの費用感がつながります。
社会人留学の判断軸
社会人が留学する場合、卒業後18か月または2年の違いは大きいです。転職活動、生活費、家賃、IHS、帰国時期を数字で置くと、進学先の選び方も変わります。制度名だけでなく、申請期限と採用スケジュールを同じ表で管理してください。
出典と最終確認
よくある質問
Graduate visaは英国外から申請できますか?
GOV.UKは、申請時に英国にいることを条件として案内しています。日本へ帰国してから落ち着いて申請する、という進め方はできません。帰国予定がある人は、Student visaの期限と大学の修了通知時期を先に確認してください。
卒業式の前でも申請できますか?
教育機関がHome Officeへコース修了を通知した後であれば、卒業式や証明書の交付を待つ必要はないと案内されています。実際の通知時期は大学ごとに違います。国際課へ、いつ通知されるかを確認してください。
2027年以降は何が変わりますか?
GOV.UKの案内では、2027年1月1日以降に申請する通常のGraduate visaは18か月です。2026年12月31日までの申請では通常2年です。PhDや博士相当資格は3年と案内されています。自分の申請日で判断してください。
Graduate visaから次のビザへ進めますか?
Graduate visa自体は延長できません。ただし、条件を満たせばSkilled Worker visaなど別のビザへ切り替える可能性があります。就職活動では、雇用主がスポンサーになれるか、職種と給与が条件に合うかを早めに見ます。
大学院留学なら全員対象ですか?
全員ではありません。対象になるコース、教育機関の状態、英国で学んだ期間、現在のビザが条件に関わります。大学院という名前だけでは判断できません。出願前にGraduate visaの対象資格として見られるか確認してください。
入学前の最終メモ
卒業後まで含めた費用表
授業料と生活費だけでなく、Graduate visaの申請料、IHS、卒業後の家賃、就職活動中の交通費を同じ表に入れます。卒業後の滞在期間が短くなる可能性がある年は、生活費の余裕を少し厚めに見ます。
大学へ聞く質問
出願前に、コースがGraduate visaの対象になり得るか、修了通知の時期、留学生向けキャリア支援、スポンサー企業との接点を聞きます。制度だけでなく、実際に仕事探しへつながる環境かを見てください。
出典: GOV.UK Graduate visa、GOV.UK The course you studied、GOV.UK Student visa
最終更新日: 2026-06-13