ニュージーランド留学を大学や専門課程まで考えるなら、卒業後のPost Study Work Visaも早めに確認しておきたい制度です。学生ビザの就労条件とは別に、修了後に働くためのビザです。
Immigration New Zealandは、Post Study Work Visaについて、対象資格を修了した人が、学んだ内容や資格レベルに応じて最長3年働ける可能性があると案内しています。申請期限、NZD 5,000の生活費証明、資格レベルが重要です。
この記事では、対象資格、申請期限、書類準備を整理します。入学後ではなく、コースを選ぶ前にPost Study Work Visaの対象か見ることが大切です。
Post Study Work Visaの基本
対象になる資格
Immigration New Zealandの案内では、Degree level 7以上の資格をニュージーランドでフルタイム30週以上学んだ場合などが対象です。Non-degree level 7以下の資格では、対象資格リストに載っていることや、学んだ分野に関連する仕事に就くことが条件になります。
学校名や都市だけで決めると、卒業後ビザの対象外になる可能性があります。コース選びの段階で、資格レベルと対象リストを確認してください。
滞在できる期間
Post Study Work Visaでは、資格レベルと学習期間により、最長3年働ける可能性があります。期間は一律ではありません。資格、学習週数、連続した学習の形で判断が変わります。
| 確認項目 | 主な条件 | 見落としやすい点 |
|---|---|---|
| 資格レベル | Degree level 7以上など | DiplomaとDegreeを混同する |
| 学習期間 | フルタイム30週以上など | 短期課程では足りない場合あり |
| 申請期限 | 学生ビザ失効後3か月など | 博士課程や連続資格で例外あり |
| 生活費証明 | NZD 5,000以上 | 卒業後費用を忘れやすい |
申請期限と資金準備
学生ビザ失効後の期限
Immigration New Zealandは、原則として学生ビザ失効後3か月以内に申請すると案内しています。博士課程は6か月、連続した資格の組み合わせでは12か月の扱いが出る場合があります。自分のケースを必ず公式ページで確認してください。
卒業日ではなく、学生ビザの終了日を基準に見ることが大切です。学校の修了証明、成績証明、資格証明の発行予定も、同じ表に入れます。
- 学生ビザの失効日を確認する
- 資格証明と成績証明の発行日を聞く
- NZD 5,000以上の生活費証明を準備する
- 警察証明や健康診断が必要か確認する
生活費証明の考え方
Post Study Work Visaでは、滞在費として少なくともNZD 5,000を示す書類が求められます。これは授業料ではなく、卒業後に仕事を探す期間の生活費です。家賃、交通費、携帯、保険を別に見積もります。
2026年11月16日から、Level 7 Graduate Diplomaなど一部資格の対象拡大が予定されています。これから出願する人は、入学時期と修了時期を合わせて確認してください。
働ける仕事の範囲
Degree level 7以上
Degree level 7以上の資格では、合法な仕事であれば幅広く働けます。ただし、職種によっては職業登録が必要です。資格だけでなく、卒業後に狙う職種の登録条件も見てください。
Non-degree level 7以下
Non-degree level 7以下の資格では、対象資格リストに載っていることに加え、学んだ内容に関連する仕事へ就く条件が付きます。仕事の自由度が違うため、入学前に就職先の職種まで考える必要があります。
- 資格レベルを学校資料で確認する
- 対象資格リストに載っているか見る
- 卒業後に関連職へ進めるか調べる
- ビザ申請期限を学生ビザ失効日から逆算する
- 生活費証明と警察証明を早めに準備する
留学前に見る関連準備
学生ビザとの違い
Post Study Work Visaは、学生ビザ中のアルバイト条件とは別の制度です。学生ビザ中に働ける時間、IRD番号、銀行口座、保険、修了後の就労ビザを分けて確認すると、出願前の計画が崩れにくくなります。
関連して、ニュージーランド学生ビザの準備、Pathway Student Visaの使い方、ニュージーランド留学の就労条件、RealMe申請前の資金証明も見ておくと、学生期間と卒業後の接続が分かります。
社会人が見る判断軸
社会人留学では、卒業後に働けるかどうかで総費用の意味が変わります。対象資格か、どの職種につながるか、修了後何か月で申請できるかを数字で置くと、学校選びの優先順位がはっきりします。
出典と最終確認
よくある質問
どの学校でもPost Study Work Visaへ進めますか?
学校名だけでは判断できません。資格レベル、学習期間、対象資格リスト、学んだ分野と仕事の関連が関わります。特にNon-degree level 7以下では、対象資格リストに載っているかが重要です。出願前にコースの資格レベルを確認してください。
申請期限は卒業日から数えますか?
Immigration New Zealandは、学生ビザ失効後3か月以内など、ビザの終了日に基づく申請期限を案内しています。博士課程や連続した資格では別の期限が出る場合があります。卒業日だけで予定を組まないでください。
NZD 5,000は何のための資金ですか?
Post Study Work Visa申請時に、滞在中の生活費として少なくともNZD 5,000を示す書類が必要です。これは授業料ではありません。卒業後に仕事を探す期間の家賃、食費、交通費、通信費を支える資金として見ます。
Degree level 7とDiplomaは何が違いますか?
名前が似ていても、資格レベルと種類で扱いが変わります。Degree level 7以上の資格と、Non-degree level 7以下の資格では、働ける仕事の範囲や対象リストの確認が違います。学校パンフレットの日本語説明だけで判断しないでください。
2026年11月の変更は誰に関係しますか?
Immigration New Zealandは、2026年11月16日から一部のLevel 7 Graduate Diplomaなどへ対象拡大予定を案内しています。これから入学する人は、入学日、修了予定日、変更の発効日を並べて確認してください。
出願前の最終メモ
学校へ聞く質問
候補校には、資格レベル、NZQCF上の位置づけ、Post Study Work Visa対象の有無、関連職種の例を聞きます。パンフレットに就職率があっても、ビザ対象資格かどうかは別の確認です。公式ページと学校回答を照合してください。
卒業後資金の置き方
NZD 5,000は最低ラインとして見ます。仕事探しが長引く可能性、都市ごとの家賃、移動費、健康診断や警察証明の費用も別に置くと安心です。卒業後に働く計画は、入学前の資金計画に入れてください。
出典: Immigration New Zealand Post Study Work Visa、Qualifications needed for a Post Study Work Visa、Staying to work after finishing your study
最終更新日: 2026-06-13