カナダPGWPの基本|卒業後に働くための学校と期間の確認点

カナダ留学を卒業後の仕事まで見て選ぶなら、PGWPを最初に確認してください。PGWPはPost-Graduation Work Permitの略で、対象校と対象プログラムを卒業した人が、卒業後に働くための就労許可です。

ただし、DLIに入れば自動で対象になるわけではありません。IRCCは、PGWP対象の学校やプログラムを卒業した人が対象になると案内しています。この記事では、カナダPGWPの基本と学校選びの確認点を整理します。

カナダ留学の全体像は、先にカナダ留学完全ガイドを見ておくと理解しやすいです。

PGWPの基本

PGWPは、カナダで学んだあとに就労経験を積むための制度です。IRCCは、PGWPで得た就労経験が永住権申請につながる場合があるとも説明しています。

卒業後に働くための許可

カナダでは、卒業後に働くには就労許可が必要です。PGWPはその代表的な選択肢ですが、対象外の場合は別の就労許可を探す必要があります。

有効期間の目安

IRCCのヘルプセンターでは、PGWPは8か月から最長3年まで有効になる場合があり、修士課程を除く多くのケースでは、カナダで修了したプログラム期間によって長さが決まると説明されています。

1年未満の短い課程では、卒業後に働ける期間も短くなりやすいです。費用だけで短期課程を選ぶ前に、卒業後に必要な就労期間を考えておくと判断しやすいです。

確認項目 見る場所 注意点
DLI 学校公式とIRCCリスト DLIでもPGWP対象外がある
プログラム期間 入学許可書と学校ページ 8か月以上が基本条件
学位レベル CertificateやDiplomaの種類 分野条件が関係する場合がある
申請期限 卒業通知後のスケジュール 卒業後180日以内を意識する

対象校とプログラムの確認

カナダ留学では、DLIという言葉をよく見ます。DLIは留学生を受け入れられる指定教育機関です。ただし、DLIであることとPGWP対象であることは同じではありません

DLIだけで判断しない理由

IRCCは、PGWP対象のDLIで8か月以上のプログラムを修了したことを一般条件の1つとして案内しています。さらに、DLIであってもPGWP対象外のプログラムがあります。

学校選びでは、PGWP eligible programと明記されているかを確認してください。DLIの見方はカナダ語学学校選びでも触れています。

語学コースの注意

IRCCは、英語またはフランス語を第二言語として学ぶ課程を修了した場合、PGWP対象外になると案内しています。語学留学から卒業後就労を考える人は、語学コース後に進む本課程が対象かを見てください。

語学学校は、カナダ生活に慣れる入口として役立ちます。ただし、PGWPを狙う場合は、語学コース後のカレッジや大学プログラムが本番です。語学から本課程への接続条件を早めに確認してください。

注意

カナダで長く学べばPGWPが出る、という理解は危険です。学校、プログラム、期間、学び方、申請時期の条件をまとめて確認してください。

2026年に見る分野条件

IRCCは、プログラムによってはfield of study requirementを満たす必要があると案内しています。対象になる場合、CIPコードという分類で確認します。

CIPコードの見方

CIPコードは、学習分野を分類する番号です。IRCCは、学校のウェブサイト、DLIへの問い合わせ、Statistics Canadaの分類で確認できると説明しています。

2026年のリスト凍結

IRCCのfield of studyページでは、2026年はPGWP対象分野リストに追加や削除をしないと案内されています。対象分野が関係するプログラムでは、出願前に6桁のCIPコードを確認してください。

学校パンフレットの専攻名だけでは、CIPコードまで判断できないことがあります。似た名前のプログラムでも分類が違う場合があるため、出願前に学校へメールで残る形で確認すると安心です。

  • 大学学士、修士、博士は分野条件の例外に入る場合があります。
  • それ以外の課程では、分野条件が関係する場合があります。
  • 学校名ではなく、プログラム単位で確認します。
  • CIPコードは学校に問い合わせて確認します。

申請期限とステータス管理

PGWPは卒業後に急に調べるものではありません。IRCCは、PGWPは卒業後180日以内に申請できると案内しています。卒業通知、成績証明、在留資格の期限を同時に見てください。

卒業後180日以内

卒業日ではなく、学校が修了を証明するタイミングが関係します。成績が出る前に学生ビザが切れそうな場合、ビジターレコードへ切り替えるなどの対応が必要になることがあります。

学生ビザ期限との重なり

IRCCは、学習許可がPGWP申請前に切れる場合、ビジターとして滞在を延ばすか、カナダを出て申請する選択肢に触れています。期限を過ぎると復元手続きと追加費用が必要になる場合があります。

  1. 入学前にPGWP対象プログラムか確認します。
  2. 在学中にプログラム期間と履修形態を維持します。
  3. 卒業前に必要書類を学校へ確認します。
  4. 成績通知日と学生ビザ期限を並べて見ます。
  5. 卒業後180日以内に申請できるよう準備します。

在学中の就労との違い

PGWPは卒業後の制度です。在学中のアルバイトやCo-opとは分けて考える必要があります。カナダ留学中の働き方は、先に24時間ルールとCo-opの注意点を確認してください。

Co-opとの関係

Co-opは学習プログラムに組み込まれた実習です。PGWPは卒業後の就労許可です。実習を含む課程では、カナダCo-op留学の準備も見て、学習中と卒業後の制度を分けてください。

永住権だけを目的にしない見方

PGWPは将来の選択肢を広げますが、制度は変更されます。最初から永住権だけを目的にすると、分野条件や労働市場の変化で計画が崩れやすくなります。学びたい内容、卒業後の職種、費用を合わせて判断してください。

現地就職を目指すなら、在学中から履歴書、職務経験、インターン、学校のキャリアセンターを使う準備も必要です。制度条件だけ満たしても、仕事探しの準備が遅いとPGWP期間を有効に使いにくくなります。

計画のコツ

PGWPを狙うなら、出願前の学校選びがほぼ勝負です。入学後に対象外だと気づくより、出願前にDLI、PGWP対象、CIPコード、期間を確認するほうが安く済みます。

よくある質問

DLIならどの学校でもPGWPを申請できますか?

いいえ。DLIであることとPGWP対象であることは別です。学校だけでなく、プログラム単位でPGWP対象か確認してください。

語学学校からPGWPを取れますか?

英語やフランス語を第二言語として学ぶ課程は、PGWP対象外と案内されています。語学後に進むカレッジや大学の本課程が対象かを確認してください。

卒業後すぐ働き始められますか?

条件によって扱いが変わります。申請中に働ける条件もあるため、IRCCの最新ページと学校の留学生窓口で確認してください。

学生ビザ申請全体は、カナダ学生ビザの資金証明とPALも参考にしてください。

参照した公式情報: IRCC Post-graduation work permitIRCC PGWP eligibilityIRCC field of study requirement

最終更新日: 2026-05-22