カナダ留学完全ガイド【2026年版】費用・ビザ・都市選び・COOP留学まで総まとめ

カナダは、英語圏の留学先として世界トップクラスの人気を誇ります。治安が良く、多文化共生の社会が根付いており、はじめての海外長期滞在にも選ばれやすい国です。語学留学からワーキングホリデー、大学進学まで、目的に応じた幅広いプランが用意されています。

この記事では、カナダ留学の種類・費用・ビザ・都市の特徴・語学学校の選び方・準備スケジュールを2026年の最新情報でまとめます。費用の詳細は カナダ留学の費用はいくら?1ヶ月から1年まで期間別の予算と節約術【2026年版】 もあわせてご覧ください。

カナダ留学の種類と特徴

カナダへの留学は大きく4つのタイプに分けられます。自分の目的と予算に合った形を選ぶことが、満足度の高い留学につながります。

語学学校留学(ESL)

英語を実用レベルまで引き上げることを目的とした、最も一般的な留学形態です。短期1週間から長期1年超まで選べます。ビジネス英語・IELTS対策・大学進学準備など、目的別コースが充実しています。

  • 対象: 英語の基礎から実践力を伸ばしたい方全般
  • 期間: 1週間から12ヶ月
  • ビザ: 6ヶ月以内は観光ビザ(eTA)で可能な場合あり、それ以上は学生ビザが必要

COOP(コープ)留学

カナダ独自の留学形態で、語学学校での勉強と有給インターンシップを組み合わせたプログラムです。インターンシップ期間中はカナダ国内で合法的に働くことができるため、費用の一部を現地収入で補える点が人気を集めています。

  • 期間: 学習6ヶ月以上+インターン同期間(合計1年程度が一般的)
  • ビザ: 学生ビザ+コープワークパーミット
  • 特徴: 職務経験が積めるため帰国後のキャリアに直結しやすい

ワーキングホリデー(IEC)

18歳から30歳(または35歳以下)を対象に、最長1年間カナダで働きながら生活できるビザです。カナダのワーホリはIEC(International Experience Canada)というプログラムを通じて申請します。抽選制のため、申請タイミングの把握が重要です。

ワーホリの詳細は カナダワーホリ完全ガイド|申請条件・費用・仕事探しまで徹底解説【2026年版】 および カナダワーホリ(IEC)の申請手順|2026年の抽選と必要書類まとめ をご覧ください。

大学・カレッジ正規留学

学士号・修士号の取得を目的とした長期留学です。カナダの大学はアメリカと比べて学費が抑えめで、卒業後の就労ビザ(PGWP)を取得して現地就職へ進むルートも人気があります。

  • 英語要件: IELTS 6.0から6.5以上(大学・学部による)
  • 学費: 年80万から200万円(大学・州・専攻による)
  • 卒業後: PGWP(Post-Graduation Work Permit)で最長3年間就労可能

カナダ留学の費用シミュレーション

カナダ留学の費用は、都市・滞在形態・学習スタイルによって大きく異なります。以下はバンクーバー基準の2026年概算です(1カナダドル=110円換算)。

留学タイプ 期間 費用目安(総額)
語学学校(短期) 1ヶ月 30万から50万円
語学学校(中期) 3ヶ月 80万から130万円
語学学校(長期) 6ヶ月 150万から230万円
語学学校(1年) 12ヶ月 240万から380万円
大学(学費のみ) 1年 80万から200万円
COOP(学習+インターン) 1年 200万から350万円

費用を抑える3つのポイント

  1. 都市を分散させる: バンクーバー・トロントは人気が高く物価が上昇しています。カルガリー・エドモントン・ハリファックスなど地方都市は家賃が20から30%安い場合があります。
  2. 早期申込割引を使う: 多くの語学学校では3から6ヶ月前の申込みで5から10%の割引が適用されます。
  3. COOPでインターン収入を得る: インターンシップ期間中にカナダで合法的に働き、生活費の一部を現地収入で補うと、実質的な留学コストを大きく下げることができます。
節約のコツ

語学学校は秋入学(9月・10月)に早期申込みすると、夏入学と比べて授業料が安くなるケースがあります。また、学校手配のホームステイより民間のシェアハウスは月2万から5万円安いことが多いです。

カナダ留学ビザの種類

滞在期間と目的によって必要なビザが変わります。手続きミスを防ぐために、渡航前に正しい種類を確認してください。

eTA(電子渡航認証)

6ヶ月以内の語学留学であれば、ESTAに相当するeTA(電子渡航認証)で入国できる場合があります。ただし、語学学校の授業料支払いが証明できること、現地での就労目的でないことが条件です。6ヶ月を超える場合は学生ビザが必要です。

学生ビザ(Study Permit)

6ヶ月を超える留学には学生ビザ(Study Permit)が必要です。オンラインで申請でき、処理期間は通常4から8週間です。

  • 申請費用: CAD 150(約1万7,000円)
  • 必要書類: 入学許可書(LOA)、パスポート、資金証明、健康診断(場合による)
  • アルバイト: 学期中は週20時間まで、休暇中はフルタイムが可能
注意

学生ビザは「入学許可書(LOA)を発行した学校」への通学が前提です。学校を変更する場合は事前にビザの変更手続きが必要です。無断で別の学校に通うと、ビザのステータスを失うリスクがあります。

ワーキングホリデービザ(IEC)の詳細は ワーキングホリデービザとは?2026年最新の協定国一覧と申請の基本 をご覧ください。

カナダの主要都市と特徴

カナダは国土が広く、都市ごとに気候・文化・物価・英語環境が大きく異なります。どの都市を選ぶかは留学体験全体を左右する重要な決断です。

主要都市の比較

都市 特徴 気候 物価 向いている人
バンクーバー(BC州) 温暖・多文化・自然豊か・語学学校多数 温暖(四季あり) 高め 初留学・自然好き
トロント(ON州) カナダ最大都市・経済中心・多国籍 夏暑く冬寒い 高め 都市生活・ビジネス志向
モントリオール(QC州) フランス語と英語が共存・文化的・物価安め 厳しい冬 低め 2言語を学びたい人
カルガリー(AB州) 石油産業の街・就労機会あり・自然に近い 寒冷・晴天多 中程度 就労・節約重視
ハリファックス(NS州) 大西洋岸の小都市・のんびり・日本人少なめ 海洋性 低め 静かな環境でじっくり学びたい人

バンクーバーとトロントの選び方

語学留学で最も人気のある2都市ですが、性格が大きく異なります。バンクーバーは日本人留学生が多く、はじめての長期滞在でも安心感があります。一方で日本語に頼りやすい環境になるため、積極的に英語環境を作る意識が求められます。トロントは都市規模が大きく、クラス内の国籍比率が分散しやすいため、英語を使う必要性が自然と高まります。

語学学校の選び方

カナダ全土に語学学校は数百校あります。認定機関の基準を知った上で選ぶと、教育の質と滞在の安心感が担保されます。

語学学校選定の4つのチェックポイント

  • Languages Canada 会員校かどうか: カナダ政府公認の語学教育団体(Languages Canada)の会員校であれば、カリキュラムと教師資格に一定の基準が設けられています。
  • コースの種類: 一般英語・IELTS/TOEFL対策・ビジネス英語・大学準備プログラムなど、目的に合うコースを持つ学校を選びます。
  • 日本人比率: バンクーバーの一部学校は日本人比率が高くなりがちです。入学前にクラスの国籍構成を確認しましょう。
  • 就職支援・COOPサポート: インターンシップへの誘導や卒業後の就職支援が整っているか確認すると、長期視点での判断に役立ちます。

出発前の準備スケジュール

カナダ留学の準備は、出発の3から6ヶ月前から動き始めるのが理想です。学生ビザの処理に4から8週間かかるため、早めの申請が必要です。

6から3ヶ月前にやること

  • 留学の目的・都市・期間・予算を確定する
  • 語学学校または大学に申込み、入学許可書(LOA)を取得する
  • 学生ビザ(Study Permit)をオンライン申請する(6ヶ月超の場合)
  • ホームステイまたは学生寮を学校経由で申込む
  • 航空券を早期予約する
  • 海外留学保険に加入する

1ヶ月前にやること

  • ビザの承認通知を確認し、パスポートと一緒に保管する
  • 現地の銀行口座(Wise・Revolut等のデジタルバンクも選択肢)を調べる
  • 現地SIMの購入方法を調べる(空港購入またはAmazon.caで事前に調べる)
  • 必要書類一式(LOA・パスポート・ビザ承認書・保険証書・資金証明)を1ファイルにまとめる
重要ポイント

カナダ入国時、学生ビザ(Study Permit)はパスポートのスタンプとして付与されます。入国審査では「語学学校または大学への留学目的」と明確に申告してください。eTAで入国する短期留学者も、語学学校の入学許可書を提示できるよう準備しておくと安心です。

カナダは英語圏の中で生活しやすい環境と多様な留学形態が揃う国です。語学力を上げながらキャリアに直結する経験を積みたい方には、COOPプログラムが特におすすめです。まずは目的を明確にして、都市と学校の選定から着手してみてください。

留学保険の選び方は 海外留学の保険はどう選ぶ?種類・費用・比較ポイントを解説【2026年版】 をご参照ください。

出典: ワールドアベニュー カナダ留学完全ガイド2026 / 留学ジャーナル バンクーバー留学 / 留学タイムズ カナダ語学学校おすすめ

最終更新日: 2026-05-06