カナダ留学の費用はいくら?1ヶ月から1年まで期間別の予算と節約術【2026年版】

「カナダに留学したいけど、実際いくらかかるの?」と気になっている社会人も多いです。1ヶ月の語学留学で35万から55万円、1年間で280万から450万円が2026年時点の相場です。

カナダは英語圏の留学先としてアメリカやイギリスより授業料が割安で、治安も安定しています。バンクーバーやトロントには日本人コミュニティもあり、初めての海外長期滞在でもハードルは低めです。

この記事では、語学学校から大学留学まで、期間別・スタイル別に具体的な費用の内訳を整理しました。予算計画に必要な情報をまとめていますので、見積もりの参考にしてください。

カナダ留学にかかる費用の全体像

費用を構成する5つの柱

カナダ留学の費用は大きく分けて5項目で構成されます。

  1. 授業料(語学学校またはカレッジ・大学)
  2. 滞在費(家賃・食費・光熱費)
  3. 渡航費(航空券・空港送迎)
  4. ビザ申請費用(Study Permit・生体認証)
  5. 保険料・雑費(海外旅行保険・通信費・交通費)

このうち最も大きな割合を占めるのが授業料と滞在費で、全体の70%から80%を占めます。この2つの選び方で総額が大きく変わります。

2026年5月時点の為替レート

本記事の日本円換算は1カナダドル=約110円で計算しています。2026年5月現在、実勢レートは113円から116円の間で推移しており、渡航時期によって数万円の差が出る点はご注意ください。

期間別の費用目安を一覧比較

以下の表は、語学学校に通う場合の総費用目安です。大学留学は後述の「スタイル別比較」で解説します。

期間 授業料 滞在費 渡航・ビザ・保険 合計目安
1ヶ月 17万から20万円 12万から16万円 15万から20万円 35万から55万円
3ヶ月 45万から55万円 35万から50万円 18万から25万円 80万から130万円
半年 85万から105万円 70万から100万円 20万から30万円 150万から250万円
1年 160万から200万円 140万から200万円 25万から35万円 280万から450万円
参考

上記は2026年5月時点の相場です。為替が1ドル120円まで上がると、1年留学で30万から40万円ほど総額が増える計算になります。

1ヶ月の短期留学

語学学校の1ヶ月の授業料はCA$1,500からCA$1,800が相場で、日本円に換算すると約17万から20万円です。ホームステイ費用を含めると、現地滞在費だけで30万円前後が必要になります。渡航費(往復航空券10万から15万円)と海外保険(1万から2万円)を加えた合計が35万から55万円です。

3ヶ月の語学留学

12週間コースは多くの語学学校が割引を設定しており、週あたりの単価が1ヶ月契約より10%から15%安くなります。3ヶ月であればビザなし(eTA)で渡航でき、手続きの手間も少なめです。総額80万から130万円が目安になります。

半年(6ヶ月)以上の長期留学

6ヶ月を超える場合はStudy Permit(学生ビザ)の取得が必須です。長期になるほど1ヶ月あたりの単価は下がりますが、滞在費の積み重ねで総額は大きくなります。半年で150万から250万円が現実的な予算です。

留学スタイル別に費用を比較する

語学学校に通う場合

カナダの語学学校は月額CA$1,500からCA$1,800(約17万から20万円)が標準です。バンクーバーやトロントの人気校は上限寄りですが、ビクトリアやカルガリーの学校は月CA$1,200台の選択肢もあります。

大学・カレッジに通う場合

カナダ統計局の2025/2026年データによると、留学生の学部平均授業料は年間CA$41,746(約459万円)です。カナダ人学生の5倍以上の金額ですが、州によって大きく異なります。

学部留学生の年間授業料(平均)
オンタリオ州 CA$49,802(約548万円)
ブリティッシュコロンビア州 CA$38,000前後(約418万円)
ニューファンドランド州 CA$18,867(約207万円)

コミュニティカレッジ(2年制)であれば、年間CA$15,000からCA$20,000(165万から220万円)で通える学校も多くあります。大学編入を前提にカレッジからスタートするのは、費用面で合理的な選択肢です。

ワーキングホリデーの場合

ワーホリビザで渡航すれば、現地で週40時間のフルタイム就労ができます。語学学校に通うのは最初の1から3ヶ月にとどめ、残りの期間はアルバイト収入で生活費を賄うパターンが一般的です。初期費用として80万から120万円を準備しておけば、渡航後の収入で生活を回せます。

関連: カナダワーホリ完全ガイド|申請条件・費用・仕事探しまで徹底解説

滞在費を左右する住居選び

ホームステイ(月CA$1,100からCA$1,400)

食事付きで月12万から15万円です。食費込みのため、トータルでは割安になるケースも多くあります。到着直後の生活基盤づくりに向いており、最初の1から2ヶ月はホームステイを選ぶ留学生が多いです。

シェアハウス(月CA$800からCA$1,200)

最もコストを抑えられる選択肢がシェアハウスです。バンクーバー郊外のバーナビーやリッチモンドでは、中心部より30%から40%安い物件が見つかります。自炊前提なら食費込みで月10万から14万円に収まります。

学生寮(月CA$1,000からCA$1,500)

大学付属の寮はキャンパス内にあり通学が楽ですが、空きが少なく早い時期の申込みが必要です。費用はシェアハウスよりやや高めで、食事プランの有無で金額が変わります。

カナダ留学費用を抑える5つの方法

都市選びで年間30万円以上の差が出る

バンクーバーやトロントは家賃が高めです。一方でカルガリー、ハリファックス、ウィニペグなど中規模都市を選べば、家賃が月CA$200から300安くなり、年間で30万円以上の節約になります。英語環境の質は大都市と変わりません。

語学学校の長期割引を使う

多くの学校が12週以上の申込みに対して10%から20%の割引を設定しています。24週以上ではさらに安くなるケースもあるため、最初から長期で申し込んだ方が週単価は確実に下がります

現地アルバイトで月8万から12万円を稼ぐ

Study Permit保有者は週20時間(休暇中は週40時間)の就労が認められています。2026年のBC州最低賃金はCA$17.85で、週20時間働けば月CA$1,400前後(約15万円)の収入になります。生活費のかなりの部分をカバーできます。

自炊で食費を月3万円台に抑える

外食はランチでもCA$15から20(1,650円から2,200円)かかるカナダでは、自炊が節約の基本です。スーパーでまとめ買いすれば、食費を月CA$300(約3.3万円)に抑えることも可能です。

航空券と保険の比較で5万円節約

日本からカナダへの直行便は往復10万から18万円です。出発の2から3ヶ月前に予約し、火曜から木曜発を選ぶと安い便が見つかりやすいです。海外保険はクレジットカード付帯保険と現地保険の組み合わせで、年間5万円以上節約できる場合があります。

見落としやすい費用項目

Study Permit(学生ビザ)の申請費用

Study Permitの申請料はCA$150(約1.7万円)、生体認証(バイオメトリクス)がCA$85(約9,400円)です。合計CA$235(約2.6万円)がビザ取得に必要な実費です。

注意

2026年現在、Study Permit申請時には年間CA$23,000以上の資金証明が必要です。銀行残高証明は申請の1ヶ月前には準備しておいてください。

海外留学保険

日本の留学保険は1年で15万から25万円が相場です。カナダ現地の保険(Guard.meなど)は年間CA$600から900(6.6万から10万円)と割安ですが、カバー範囲をよく確認する必要があります。

航空券と現地交通費

往復航空券は10万から18万円が相場(東京発直行便)です。現地の月間交通パスはバンクーバーで約CA$100(1.1万円)、トロントで約CA$156(1.7万円)です。

節約のコツ

学校の近くに住めば交通パスが不要になり、月1万円以上の節約になります。住居選びの段階で通学時間と交通費のバランスを計算しておくとよいでしょう。

予算別のおすすめプラン

予算100万円以内で実現する短期集中プラン

期間は2から3ヶ月です。ビクトリアやカルガリーの語学学校を選び、シェアハウスに滞在すれば、渡航費込みで100万円以内に収まります。短期集中でスピーキング力を伸ばしたい社会人に向いています。

予算200万から300万円の半年から1年プラン

語学学校6ヶ月+ワーホリに切り替えて就労するパターンです。最初に語学力を固め、後半はカフェやレストランで働きながら実践英語を磨けます。社会人のキャリアブレイク留学として最も人気のある形です。

予算400万円以上の大学・カレッジ進学

正規留学を目指す場合は年間400万から550万円を見積もります。カレッジ2年+大学編入のルートを使えば、4年間の総額を200万から300万円圧縮できます。卒業後はPGWP(Post-Graduation Work Permit)で最長3年間カナダで就労可能です。

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カナダ留学は期間と都市の選び方で費用に大きな幅が出ます。まずは自分の目的(英語力アップ、キャリアチェンジ、永住権取得)を明確にして、必要な期間と予算を逆算してみてください。

為替変動や学費改定は毎年起きるため、出発の半年前には具体的な見積もりを取り直すことをおすすめします。この記事の数字を「ざっくりの枠組み」として使い、詳細は各学校や大使館の公式サイトで最新情報をご確認ください。

最終更新日: 2026-05-04

出典:
Statistics Canada「Tuition fees, 2025/2026」(https://www150.statcan.gc.ca/n1/daily-quotidien/250910/dq250910d-eng.htm)
IRCC「Study permit fees」(https://ircc.canada.ca/english/information/fees/fees.asp)
EduCanada「Study costs for international students」(https://www.educanada.ca/programs-programmes/education_cost-cout_education.aspx?lang=eng)