カナダ留学の費用まとめ|1ヶ月・半年・1年の予算内訳と節約術【2026年版】

「カナダ留学って実際いくらかかるの?」と検索している人の多くは、社会人で転職前の短期留学やキャリアチェンジを考えている方だろう。カナダは英語圏のなかでも治安の良さと多文化環境で人気が高いが、費用面の情報が散らばっていて全体像がつかみにくい。

この記事では、カナダ留学にかかる費用を1ヶ月・3ヶ月・半年・1年の期間別にまとめた。語学学校だけでなく、大学進学やワーキングホリデーのケースも含めて、2026年5月時点の最新データで解説する。

筆者自身がバンクーバーで語学留学した経験をもとに、リアルな出費感覚と節約のコツも盛り込んでいる。予算づくりの参考にしてほしい。

カナダ留学の費用を左右する3つの要素

留学タイプで費用は大きく変わる

カナダ留学と一口にいっても、語学学校、大学(カレッジ含む)、ワーキングホリデーの3タイプで費用構造が全く異なる。語学学校は月10万から16万円の学費が中心。一方、大学の学部課程は年間約460万円($41,746 CAD)、大学院でも年間約264万円($24,028 CAD)と桁が違う。

ワーホリの場合は語学学校に通わなければ学費ゼロで渡航でき、現地で働いて生活費をまかなえる。ただし英語力が伸びにくいデメリットもあるため、最初の1から2ヶ月だけ語学学校に通う「語学学校+ワーホリ」プランを選ぶ人が多い。

滞在都市による費用差

バンクーバーとトロントはカナダの二大都市だが、2026年現在どちらも家賃が高騰している。シェアハウスで月$800から$1,200 CAD(約8.8万から13.2万円)が相場だ。一方、モントリオールやカルガリーなら同条件で$600から$900 CAD程度に抑えられる。

都市選びだけで年間20万から40万円の差が出る。学校のレベルや就職機会とのバランスで選ぶのが現実的だ。

滞在期間が長いほど月あたり単価は下がる

語学学校は長期申込み割引が一般的で、4週間申込みより24週間以上で週あたり$30から50 CAD安くなるケースが多い。航空券や保険も期間が延びるほど日割りコストが下がるため、3ヶ月以上の留学は1ヶ月あたりの実質コストが2から3割安い。

期間別の総費用一覧(語学留学の場合)

以下は語学学校に通い、ホームステイまたはシェアハウスに滞在した場合の目安だ。バンクーバー・トロント基準で算出している。

期間 学費 滞在費 生活費 その他 総額目安
1ヶ月 12万から16万円 12万から15万円 5万から7万円 航空券+保険 20万円 50万から60万円
3ヶ月 30万から45万円 35万から45万円 15万から20万円 航空券+保険 25万円 110万から135万円
半年 55万から80万円 65万から85万円 30万から40万円 航空券+保険 30万円 180万から235万円
1年 100万から150万円 130万から170万円 60万から80万円 航空券+保険 35万円 330万から435万円
注意

上記は2026年5月時点の為替レート(1 CAD=約110円)で換算している。カナダドルは変動が大きいため、渡航半年前からレートを定期チェックし、円高のタイミングで両替すると数万円の節約になる。

1ヶ月の短期留学

総額50万から60万円。航空券と保険が全体の3割以上を占めるため、コストパフォーマンスは低め。ただし会社の有休を使って渡航できるため、社会人が「お試し留学」として最初に選ぶ期間として根強い人気がある。

3ヶ月の語学留学

総額110万から135万円。英語力の伸びを実感しやすい最低ラインが3ヶ月とされている。カナダはビザなし(eTA)で6ヶ月まで滞在できるため、学生ビザの申請が不要な点もメリットだ。

半年間の留学

総額180万から235万円。語学学校で中上級レベルに到達し、その後のカレッジ進学やワーホリ切替の土台を作れる期間。6ヶ月以内ならeTA渡航が可能だが、通学期間が6ヶ月を超える場合は学生ビザが必要になる。

1年間の長期留学

総額330万から435万円。学生ビザ(Study Permit)の取得が必須。1年あれば英語力はIELTS 6.0から6.5レベルに届く人が多く、カレッジの本科入学や現地就職の道も開ける。長期になるほど月あたりの学費は安くなるため、予算に余裕があれば1年プランの費用対効果は高い。

費用の内訳を項目ごとに解説

学費(語学学校と大学)

カナダの語学学校は週$250から$400 CAD(約2.7万から4.4万円)が相場。人気校のILACやILSCは週$350前後、小規模校やモントリオールの学校は週$250程度で通える。

大学・カレッジは費目が異なる。公立カレッジのディプロマプログラムで年間$15,000から$20,000 CAD(約165万から220万円)、4年制大学の学部で年間$20,000から$45,000 CAD(約220万から495万円)が目安だ。

生活費の内訳(家賃・食費・通信費)

バンクーバー・トロントでの月額生活費の内訳は以下のとおり。

  • 家賃(シェアハウス): $800から$1,200(約8.8万から13.2万円)
  • 食費(自炊中心): $300から$450(約3.3万から5万円)
  • 交通費(マンスリーパス): $100から$160(約1.1万から1.8万円)
  • 通信費(SIM): $40から$60(約4,400から6,600円)
  • 交際費・雑費: $150から$250(約1.6万から2.7万円)

ホームステイを選ぶ場合は月$1,100から$1,400 CAD(3食付き)が相場で、食費込みのため自炊の手間と初期費用を省ける。到着直後の1から2ヶ月はホームステイ、その後シェアハウスに移る流れが一般的だ。

ビザ申請費用

渡航スタイルによって必要なビザと費用が異なる。

ビザ種別 申請料 バイオメトリクス 合計
eTA(6ヶ月以内の語学留学) $7 CAD 不要 約770円
Study Permit(学生ビザ) $150 CAD $85 CAD 約25,850円
IEC ワーキングホリデー $284.75 CAD $85 CAD 約40,670円
参考

バイオメトリクス(指紋登録)は一度提出すると10年間有効。過去にカナダのビザを取得したことがある人は追加費用がかからない場合がある。

カナダ留学の費用を抑える5つの方法

シェアハウスで家賃を月3万円削減

ホームステイから2ヶ月目以降にシェアハウスへ切り替えるだけで、月$200から$400 CADの節約になる。Craigslist CanadaやFacebookグループ「バンクーバー お部屋探し」で物件情報が見つかる。

学校の長期割引を活用する

24週以上の申込みで週あたり$30から50安くなる学校が多い。ILACの場合、4週間で週$370のところ、24週間以上の申込みで週$330まで下がる。半年で約$960 CAD(約10万円)の差が出る計算だ。

ワーホリビザで働きながら学ぶ

ワーキングホリデーなら週40時間のフルタイム就労が可能。2026年のブリティッシュコロンビア州最低賃金は$17.85/hで、月160時間働けば$2,856 CAD(約31万円)の収入になる。生活費を完全にまかなえる水準で、貯金しながら語学力を伸ばせる。

渡航前にオンライン英会話で基礎力をつける

現地の語学学校は初級クラスだと日本人比率が高くなりがちだ。渡航前に3ヶ月ほどオンライン英会話(月6,000から12,000円)で基礎力を上げておけば、中級クラスからスタートでき、結果として語学学校の通学期間を1から2ヶ月短縮できる。

航空券は2から3ヶ月前に購入する

バンクーバー行きの直行便(エアカナダ、JAL)は出発2から3ヶ月前が最安帯で、往復8万から12万円で取れることが多い。1ヶ月を切ると15万円以上に跳ね上がるため、早めの購入が鉄則だ。

費用に関するよくある疑問

バンクーバーとトロントで費用差はある?

2026年時点では大きな差はない。バンクーバーは家賃がカナダ最高水準に達しており、トロントもほぼ同等だ。語学学校の学費もほとんど差がないため、費用面だけで都市を選ぶメリットは薄い。気候や就職市場の違いで決める方が合理的だ。

ワーホリと語学留学、どちらが安い?

初期費用は語学留学の方が高いが、ワーホリは現地収入で相殺できるため実質負担は大幅に安い。1年間の実質的な持ち出し額で比べると、語学留学が330万から435万円に対し、ワーホリ(最初2ヶ月語学学校+10ヶ月就労)は100万から150万円程度で収まるケースが多い。

  1. 30歳以下ならワーホリビザを最優先で検討する
  2. 31歳以上、または大学進学希望なら学生ビザで渡航する
  3. 2週間から1ヶ月の短期ならeTA(ビザなし)で十分
節約のコツ

ワーホリビザは生涯で2回使える制度に2025年から変更された。1回目は語学力を高める目的、2回目はキャリアに直結する就労経験を積む目的と、使い分ける戦略も有効だ。

まとめ:予算別のおすすめプラン

カナダ留学の費用は期間とスタイルの組み合わせで50万から435万円と幅が広い。自分の予算と目的に合わせて最適な期間を選ぶことが重要だ。

  • 予算50万から60万円: 1ヶ月の短期語学留学でお試し体験
  • 予算100万から150万円: ワーホリで渡航し、現地収入で滞在を延長
  • 予算180万から250万円: 半年の語学留学で中上級レベルを目指す
  • 予算330万円以上: 1年の本格留学でカレッジ進学や現地就職を視野に

費用計画を立てたら、次はビザの準備と語学学校選びを進めよう。アメリカ留学の費用との比較も参考になるはずだ。

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最終更新日: 2026-05-05

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