オーストラリア留学の費用はいくら?1ヶ月から1年まで期間別の予算と節約のコツ【2026年版】

オーストラリアは「働きながら英語を学べる国」として、社会人の留学先で常に上位に入ります。ワーキングホリデー制度が充実していて、現地の時給も日本より高い。語学学校の選択肢が豊富で、初心者から上級者まで対応できる環境が整っています。

ただし、2026年現在は円安と現地の物価上昇が重なり、費用は数年前より確実に上がっています。「だいたい200万円くらいかな」という感覚で渡航すると、途中で資金が足りなくなるケースも珍しくありません。

この記事では、1ヶ月から1年まで期間別の費用内訳を2026年の最新データで整理しました。都市選びや節約術も含めて、予算計画に必要な情報をまとめています。

期間別に見るオーストラリア留学の総費用

まず全体像をつかむために、語学学校に通う一般的な留学を想定した期間別の費用を一覧にしました。

期間 学費 滞在費 生活費 合計目安
1ヶ月 14万円から17万円 8万円から12万円 5万円から8万円 30万円から40万円
3ヶ月 42万円から50万円 24万円から36万円 15万円から24万円 85万円から115万円
半年 84万円から100万円 48万円から72万円 30万円から48万円 170万円から230万円
1年 130万円から180万円 96万円から144万円 60万円から96万円 300万円から430万円

上記にはビザ申請料、航空券、海外保険は含まれていません。これらを加えると、1年間の総費用は350万円から500万円程度になります。

1ヶ月の短期留学は30万円台から

1ヶ月の短期留学は観光ビザ(ETAS)で渡航できるため、ビザ申請料がほぼかかりません。語学学校の授業料は週330豪ドルから420豪ドルで、4週間だと14万円から17万円が相場です。

ホームステイの場合は食事付きで週330豪ドルから380豪ドル。1ヶ月の滞在費と生活費を合わせて約20万円を見ておくと安心です。

3ヶ月の中期留学は100万円前後

3ヶ月になると学生ビザ(Subclass 500)の取得が必要になる場合が多く、ビザ申請料だけで2,000豪ドル(約22万円)がかかります。短期と比べて初期費用が一気に跳ね上がる期間です。

一方で、語学学校は長期割引を設けていることが多いです。12週間以上の申し込みで週あたり10%から15%割引になるキャンペーンも頻繁に出るので、エージェント経由で確認する価値があります。

半年から1年は生活費のコントロールがカギ

半年以上の留学では、学費より生活費の積み上がりが家計を圧迫します。シドニーで月15万円から20万円、メルボルンで月14万円から19万円。1年間だと都市の選び方だけで数十万円の差が出ます。

学生ビザでも週24時間までアルバイトが認められています。オーストラリアの最低賃金は時給24豪ドル以上と高水準なので、週20時間のアルバイトで月18万円前後の収入を得ている留学生は多いです。実際に現地で働いている日本人留学生の話を聞くと、カフェや日本食レストランが最初の就職先になるケースが大半です。

費用の内訳を項目ごとに確認

語学学校の授業料

オーストラリアの語学学校は週330豪ドルから420豪ドルが中心価格帯です。月額に換算すると14万円から17万円になります。コースの種類によって授業料に差があります。

  • 一般英語コース:週330豪ドルから380豪ドル
  • IELTS・ケンブリッジ試験対策:週350豪ドルから420豪ドル
  • ビジネス英語コース:週380豪ドルから450豪ドル
  • 大学付属の語学コース:週450豪ドルから550豪ドル

入学金(エンロールメント費)として別途200豪ドルから250豪ドルがかかる学校がほとんどです。教材費は週15豪ドル前後が一般的です。

滞在費の比較(ホームステイ vs シェアハウス)

ホームステイは週330豪ドルから380豪ドルで、朝夕2食付きが標準です。到着直後の1ヶ月はホームステイで生活に慣れて、その後シェアハウスに移るパターンが定番になっています。

シェアハウスは都市によって大きく変わります。シドニー中心部で週250豪ドルから350豪ドル、ブリスベン郊外なら週150豪ドルから220豪ドルで見つかります。シェアハウスに切り替えるだけで月3万円から5万円の節約になります。

ビザ申請料と健康保険(OSHC)

注意

2025年7月から学生ビザ(Subclass 500)の申請料が2,000豪ドル(約22万円)に値上げされました。以前の1,600豪ドルから25%の引き上げで、主要留学先の中で最も高い水準です。出願前に移民局の公式サイトで最新料金を確認してください。

学生ビザの保有者はOSHC(海外留学生健康保険)への加入が義務です。保険料は月額40豪ドルから50豪ドル(約4,400円から5,500円)で、年間では約5万円から6万円になります。提供会社はBUPA、Medibank Private、Allianz、nibなど複数あり、学校が指定しているケースも多いです。

航空券と海外旅行保険

日本からオーストラリアへの往復航空券は、直行便で8万円から15万円が相場です。LCCのジェットスターなら6万円台で取れることもあります。出発の3ヶ月前に予約すると比較的安く押さえられます。

海外旅行保険は月あたり1万円から2万円で、1年間だと12万円から24万円です。学生ビザの場合はOSHCがあるため任意ですが、OSHCは歯科治療やメンタルヘルスのカバーが薄い点には注意が必要です。

都市で変わる生活コスト

オーストラリアは都市によって物価と家賃に大きな開きがあります。留学先として人気の4都市を比較しました。

都市 家賃(シェアハウス) 食費 交通費 月間合計
シドニー 10万円から14万円 4万円から6万円 2万円 17万円から22万円
メルボルン 8万円から12万円 4万円から5万円 1.5万円 14万円から19万円
ブリスベン 7万円から10万円 3万円から5万円 1.5万円 12万円から17万円
パース 7万円から10万円 3万円から5万円 1.5万円 12万円から16万円

シドニーとメルボルンは家賃に注意

シドニーの中心部で一人暮らしをすると、家賃だけで月2,000豪ドル(約22万円)を超えることがあります。留学生はシェアハウスが基本です。シティから電車で30分ほどの郊外を選べば、週200豪ドル前後まで下がります。

メルボルンはシドニーより家賃がやや安めです。ただしカフェ文化が根付いているため、外食費がかさみやすい点は意識しておきたいところです。

ブリスベンやパースならコストを抑えやすい

ブリスベンとパースは家賃も物価もシドニーより2割から3割安い傾向があります。語学学校の数は少なくなりますが、生活費だけで年間50万円から70万円の差が出ます。温暖な気候で暖房費がかからないのもメリットです。

留学費用を抑える5つの方法

  1. 語学学校のプロモーションを活用する:多くの学校が年に数回、入学金無料や授業料割引のキャンペーンを出しています。エージェント経由で適用される割引もあるので、複数の見積もりを取るのが基本です。
  2. シェアハウスに早めに移行する:ホームステイは最初の4週間だけにして、現地でシェアハウスを探すと月3万円から5万円浮きます。Flatmates.com.auやGumtreeで物件を探す人が多いです。
  3. 自炊を基本にする:外食は1回15豪ドルから25豪ドルかかります。週末のファーマーズマーケットで食材をまとめ買いして自炊中心にすれば、月2万円は抑えられます。
  4. 学生ビザのアルバイト制度を使う:週24時間の就労が認められています。最低賃金は24豪ドル以上で、月18万円前後の収入を得ている留学生は多いです。
  5. ワーホリビザを検討する:30歳以下ならビザ申請料が670豪ドルで済み、就労時間の制限もありません。語学学校には最長17週間通えます。
節約のコツ

学生ビザの就労上限は2024年7月に「2週間で48時間」から「週24時間」に変更されました。以前より柔軟にシフトを組めるため、飲食店だけでなくオフィス系のアルバイトも選びやすくなっています。

ビザの種類で変わる費用と自由度

学生ビザ(Subclass 500)

語学学校やTAFE、大学へ通う場合に取得するビザです。申請料は2,000豪ドル(約22万円)でOSHC加入が必須。就労は週24時間まで認められます。滞在期間はコースの長さに応じて設定されます。

ワーキングホリデービザ(Subclass 417)

18歳から30歳が対象で、申請料は670豪ドル(約7万4,000円)です。最長1年間の滞在が可能で、就労制限がないためフルタイムで働きながら語学学校に通えます。ただし就学は最長17週間に制限されています。

学生ビザとワーホリビザの申請料差は約15万円です。渡航目的と年齢に合わせて、どちらが総額で有利になるか計算してから決めると無駄がありません。

オーストラリア留学の費用は、都市選び、滞在方法、ビザの種類で大きく変わります。この記事の数字をベースに、自分の予算に合ったプランを組み立ててみてください。

費用面で不安がある場合は、まず3ヶ月の中期留学で現地の感覚をつかんでから、ワーホリビザに切り替えて就労しながら長期滞在する方法もあります。段階的に計画を立てると、資金ショートのリスクを減らせます。

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最終更新日: 2026-05-06