カナダ留学の入学許可書で確認する学費と開始日・修了日・登録期限

カナダの学校から入学許可書(Letter of Acceptance、LOA)が届いたら、学校名だけを見て申請へ進むのは早計です。カナダ政府の申請ガイドでは、学校が正式なレターヘッドでLOAを発行し、開始予定日と修了予定日、登録期限、および申請者が支払う必要のある正確な学費額を記載しなければなりません。

この4項目は、学費の支払計画と渡航日程を決める土台でもあります。数字や日付に誤りがあれば、Study Permitの申請に使う前に学校に確認し、必要なら修正版を受け取ります。届いたLOAをどの順番で読むか、すでに申請した後に更新版が出た場合はどうするかを整理します。

LOAを受け取った直後の3段階
1 照合学費と3つの日付を抜き出す
2 訂正誤りは学校に書面で伝える
3 保存申請に使った版と更新版を残す

LOAで最初に照合する4項目

支払う必要のある学費額

最初にLOAの学費欄を見ます。ここで確認するのは学校サイトの一般的な料金ではなく、その申請者が支払う正確な金額です。続いて三つの日付を確認し、4項目を一度に照合します。

確認項目 LOAで見る箇所 照合する資料
支払う必要のある正確な学費額 tuition feesとして記載された金額 オファー、請求書、領収書
開始予定日 anticipated starting date、program start 学校の学期日程
修了予定日 anticipated finishing date、program end コース期間と学期数
登録期限 date by which you need to register 入学手続きの案内メール

LOAに記載される学費は、申請者が支払う必要のある正確な金額です。学校サイトの一般的な料金表や、すでに支払った金額だけを指すものではありません。奨学金、デポジット、追加費用の扱いが別紙に分かれている場合は、LOAの記載額、請求書の請求額、領収書の支払済み額の関係を学校に確認します。自分の計算で書類の金額を書き換えたり、端数を丸めたりはしません。

開始日・修了日・登録期限

開始予定日と登録期限も別の項目です。授業開始日より前に登録、履修手続き、オリエンテーションが設定されることがあります。航空券を決めるときは開始日のみを基準にせず、学校が対面での手続きを求める最初の日を確認します。Study Permitの審査が開始日に間に合うか不安な場合は、入学日と学校連絡を整理した確認手順も参考になります。

氏名とコース名は申請情報と横に並べる

氏名・コース名・キャンパスの照合

政府ガイドが明示する4項目に加え、実務上は氏名の綴り、学校名、コース名、キャンパス、就学形態を申請予定の情報と横に並べます。ここでの目的は、これらを政府ガイドの4項目へ勝手に追加することではありません。学校が発行した書類と、自分がオンライン申請へ入力する内容の不一致を早く見つけることです。

  • 氏名の綴りと順序をパスポートの表記と比べる
  • 学校名とキャンパス所在地をオファーの内容と比べる
  • コース名、レベル、開始時期が出願した内容と一致するかを見る
  • フルタイムかパートタイムか、学校の表記を確認する
  • 複数ページの場合は、すべて同じ発行日と学生番号かを見る

DLIとLOAの検証

Study Permitを申請するには、Designated Learning Institution(DLI)が発行したLOAが必要です。学校から受け取ったLOAはオンライン申請へアップロードします。ただし、カナダ渡航前にStudy PermitまたはWork Permitの申請が書面で承認された人の家族は、LOAが不要です。

高等教育機関の学生については、学校がLOAの有効性を確認するようIRCCから求められます。学校が期限までに返答しない場合、申請が返却され、かつ処理手数料が返金されます。返却後は、再申請する前に学校へ連絡し、学校がLOAを検証することを確認します。学校選びの段階でDLIを確認する場合は、カナダカレッジ進学のDLI確認へ進むと、学校名だけでなくプログラムとの関係も整理できます。

LOAだけで申請書類がそろうとは限りません

カナダ政府は、申請者の状況によって必要書類が異なると案内しています。LOAの確認を終えても、Study Permit申請に必要なほかの書類が自動的に不要になるわけではありません。自分に適用される最新の書類一覧をCanada.caで確認してください。

誤りを見つけたときに学校へ伝える順序

学校へ送る情報

誤りを見つけたら、入学担当または留学生窓口に、対象箇所、LOA上の記載、正しい情報、根拠資料を一つのメールにまとめます。「日付が違います」だけでは、学校側がどの版を直すのか判断しにくくなります。

  1. LOAのファイル名、発行日、学生番号を示す
  2. 誤りのあるページと項目名を書く
  3. 現在の記載と正しい情報を並べる
  4. パスポートや請求書など、必要な根拠を添える
  5. 修正版LOAが必要か、発行予定日と受取方法を尋ねる

たとえば開始日が違う場合は、「正しい開始日はいつですか?」と聞くだけでなく、出願したIntake、オファーにある日付、LOAにある日付を並べます。学費が違う場合は、授業料、デポジット、支払済み額のどれが記載されているかを確認します。学校から説明を受けたら、電話だけで済ませず、申請に使う金額と日付をメールで残してもらいます。

PALを含むほかの申請書類

PALの扱いを含む申請準備は、カナダ留学のPAL確認手順で別に確認できます。LOAの訂正と、ほかの申請書類の更新が連動するかは学校に尋ね、古い書類と新しい書類を混ぜないようにします。

申請後に更新版LOAが出た場合

同じDLIで入学を延期する場合

すでにStudy Permitを申請した後で新しい書類が出た場合は、変更内容を整理してから対応します。カナダ政府は、進行中の申請に新しい書類または未依頼の情報を追加するときにIRCC Web formを利用できると案内しています。更新版LOAを送る必要があるか、オンラインアカウントから提出できるかを、申請中の案内とCanada.caで確認します。

Study Permit申請の審査中に入学を延期する場合は、次の手順を取ります。すでにLOAを発行した同じDLIで入学を延期する場合は、次の対応が必要です。そのDLIに延期を承認してもらう必要があります。更新版LOAも取得する必要があります。その後、更新版LOAをオンラインアカウントまたはIRCC Web formから提出しなければなりません。単純な誤植の訂正、入学延期、学校変更は同じ手続きとは限りません。変更理由を曖昧にせず、学校から受け取った説明と更新版をそろえて扱います。

状況 最初の連絡先 残す記録
氏名や日付の誤記 LOAを発行した学校 訂正依頼と修正版
入学延期 学校の入学担当 延期承認と更新版LOA
申請後の書類追加 IRCCの案内を確認 提出日、提出方法、受付記録

DLIを変更する場合

学校そのものを変える場合は、単なるLOA訂正ではありません。ここでは、DLI変更時にカナダ国外にいる場合を扱います。Study Permit申請が承認され、かつDLIを変更する場合は、新しいLOAを添えてStudy Permitを新規申請しなければなりません。新しい申請の費用もすべて支払う必要があります。

学校変更では、現在の手続き段階を最初に確認します。古いLOAと新しいLOAを混ぜず、どの学校へ通う予定なのか、どの書類をいつ提出したのかを整理してから次の手続きへ進んでください。

一方、Study Permit申請の審査中にDLIを変更する場合は、新しいLOAを提出し、かつPALまたはTALの提出対象であればその書類も添えて、IRCC Web formからDLI変更を伝えることができます。

提出前に作る1枚の確認メモ

確認メモに残す項目

LOAを何度も開き直さなくて済むよう、申請前に1枚の確認メモを作ります。記載するのは、学校名、DLI、コース名、支払う必要のある正確な学費額、開始予定日、修了予定日、登録期限、LOA発行日、修正版の有無です。申請フォームへ入力した情報と照合した日も残します。

資金書類と留学準備の照合

学費に対応する資金書類を整理するときは、カナダ留学の資金証明と学費書類も併せて確認できます。ただし、資金証明の金額や対象期間は別の公式条件です。LOAの学費欄だけから必要資金全体を計算しないでください。

申請書類だけでなく、学校選び、費用、渡航準備まで確認したい場合は、カナダ留学の準備と手続きの全体像に戻ると、確認の順序を整理できます。

  • 4項目がLOA本文にあるか
  • 請求書やオファーと数字、日付が一致するか
  • 訂正について学校から受けた回答を保存したか
  • 申請へ添付するファイルが最新版か
  • 申請後に更新した場合は提出記録があるか

LOAは合格通知として読むだけでなく、申請に使う事実を確定する書類として扱います。支払う必要のある学費額と3つの日付を抜き出し、学校の請求書と学期日程へ戻って照合すれば、どこを訂正すべきかが具体的になります。疑問を残したまま自己判断で数字を補わず、発行元の学校とIRCCの最新案内で確定してください。

公式情報

最終更新日: 2026-09-30