
ニュージーランドのワーホリ初月費用は、借りる部屋、宿泊日数、仕事の開始時期で変わります。出発前には、到着から最初の給与を受け取るまでに払う金額を見積もります。仕事が未定なら、初月は収入ゼロとして計算します。
日本国籍向けのワーキングホリデービザでは、ニュージーランド滞在中の生活費としてNZD 4,200以上の資金が必要です。この条件を満たしたうえで、自分の宿泊費や交通費を計算します。
ビザの資金要件と自分の初月予算
生活費と出国用の航空券代
Immigration New Zealandは、出国の旅行手配について証拠の提示を求めることがあります。証拠には、滞在終了時に、ニュージーランドから入国する権利のある国へ出国する航空券、または航空券を購入できる資金を示す銀行やクレジットカードの明細などを使えます。航空券代の資金は、生活費の資金に追加して必要です。
初月予算を作るときは、持っていく資金と、そこから支払う費用を別々に記入します。NZD 4,200を支出の項目に足すと、同じ生活費を二重に数えてしまいます。先に支払った航空券代や宿泊費も、これから現地で払う金額と区別します。
到着から入居までに払う費用
- 到着直後の宿泊費と、空港から宿泊先への移動費
- 入居先から提示された保証金と前払い家賃
- 食費、携帯回線、通学や内見の交通費
- 応募書類の印刷代と、勤務先が指定する服や靴の購入費
予約サイトや募集広告の表示額だけで計算せず、支払い時に加わる清掃費、手数料、光熱費の有無も確認します。保証金は返還される見込みでも、入居時には支払える資金が必要です。返還予定額は、返ってくるまで使えません。
家賃を初月の支払い額に直す計算
週額表示と支払い日の確認
家賃が週額で表示されている部屋は、入居日から初月末までの対象日数と、支払いの周期を確認します。ひと月を4週間として計算すると、月末までの日数を数え損ねることがあります。平均的な月額を知りたいときの「週額×52÷12」と、実際の初月に払う額は使い分けます。
| 支出 | 計算に使う情報 | 二重計上を避ける確認 |
|---|---|---|
| 短期宿泊 | 予約する泊数と総支払額 | 入居後の宿泊と重なっていないか |
| 入居時の支払い | 提示された保証金と前払い家賃 | 前払い分を通常家賃にも足していないか |
| その後の家賃 | 支払い周期と次の支払日 | 初月末までに払う分だけを数えたか |
| 光熱費と通信費 | 家賃に含まれる費用と別払いの費用 | 込みの費用を別に足していないか |
保証金や前払い額は、この表で一律に決めるものではありません。フラットの契約形態と提示された書面に沿って記入します。安い週額の部屋でも、交通費が増えるなら、家賃と交通費の合計で比べます。
短期宿泊を延長する場合の予算
最初の宿泊を何泊予約するかは、内見予定や到着曜日によって決めます。泊数を決める前に、予約変更の期限、延泊の料金、満室時の別の宿泊先を調べます。
予算表には、予定どおり入居できる場合と、短期宿泊を延ばす場合の両方を計算しておきます。延泊が必要になったとき、残高だけで判断するより、ほかの支払いを含めて判断できます。
同じ月の費用でも、到着日に払う宿泊費と、入居日に払う保証金は時期が違います。金額の合計に加え、支払日と使える決済方法を記入してください。送金が必要な支払いとカードで払う支出を区別できます。
仕事が始まってからの収入の見積もり
成人最低賃金を使った試算
Employment New Zealandの公表では、2026年4月1日から成人最低賃金は税引前の時給NZD 23.95です。成人最低賃金は、16歳以上で、かつstarting-out workerまたはtraineeのいずれにも該当しない従業員に適用されます。starting-outとtrainingには別の最低賃金があるため、応募先に適用区分を確認します。
以下は、成人最低賃金の時給で、記載した時間を働いたと仮定した計算例です。ワーホリで確保できる勤務時間や、就労可能時間の上限を示す表ではありません。
| 仮定する週の勤務時間 | 計算式 | 税引前の週収 |
|---|---|---|
| 15時間 | NZD 23.95×15 | NZD 359.25 |
| 20時間 | NZD 23.95×20 | NZD 479.00 |
| 30時間 | NZD 23.95×30 | NZD 718.50 |
手取り額は税引前の週収と異なります。採用が決まったら、時給、勤務時間、最初の給与支払日を確認し、実際の条件で計算し直します。
応募準備と生活費の計算
英文履歴書を用意し、勤務できる曜日や時間を伝えられるようにしておきます。応募や手続きにかかる日数は人によって異なるため、到着から仕事が始まるまでの期間を一律には見積もれません。予算は、仕事が決まらず収入がない期間を仮定して計算します。
税番号や雇用条件の確認は、ニュージーランドで働くときの雇用権利と税番号準備も参考にしてください。手続きの予定と、給与が入る予定は別に管理します。
収入がない期間に備える生活予算
到着・入居時の支払い + 入居後の未払い生活費 + 想定する追加費用
前払い済みの家賃は、入居後の生活費から除きます。出国用の航空券代は、生活費の資金とは別に確保します。
週の生活費と必要な週数
入居時に払った家賃が何週分かを先に確認します。前払いした週は食費、交通費、通信費を足し、その後の週には家賃も足して計算します。収入がない週数を変えて、合計額を比べます。予備費は、滞在の計画に合わせて計算します。仕事が決まらない場合の支出も計算して比べます。延泊や都市移動を含めた金額を、使える資金で払えるか確認してください。
- 到着時と入居時にまとめて払う金額を合計します。
- 前払い済みの家賃がかかる週は、家賃を除いた週の生活費を計算します。
- 家賃の前払い期間と、その後の期間に分けて週数を掛け、合計します。
- 宿泊延長や移動など、想定する追加費用を足します。
仮定した週数は、仕事探しの所要期間を保証する数字ではありません。資金が足りなければ、宿泊先、通学予定、滞在期間のどれを変えるか検討します。
保険と都市移動に使う費用
保険料は生活費と分けて記入します。補償の対象、免責金額、受診時に立て替える費用は、契約する保険の説明で確認します。保険料と補償内容の両方を比べます。
別の都市へ移る予定があるなら、移動費と新しい宿泊先の料金を調べます。今の部屋を出るまでの家賃と、移動先の宿泊費が重なる期間も計算します。予備費に含めた費用を、都市移動費としてもう一度足していないかも確認します。
ニュージーランドの予算をほかの国と比べるときは、主要6か国のワーキングホリデー費用と条件で比較項目を確認できます。国を決めた後は、実際の宿泊料金と勤務条件で予算を作り直します。
滞在期間別の費用はニュージーランド留学の期間別予算、出発までの準備はニュージーランドのワーホリガイド、保険はニュージーランド留学の医療保険も参照してください。
- Immigration New Zealand:Japan Working Holiday Visa
- Employment New Zealand:Minimum wage rates and types
資金要件と最低賃金は2026年10月6日に確認しました。給与の試算と生活予算の計算手順は、費用を見積もるための例です。
最終更新日: 2026-10-06