IELTSライティングTask別時間配分と添削復習の進め方

IELTSライティング対策で伸び悩む人は、英作文の量だけを増やしがちです。けれどもAcademic Writingは、Task 1とTask 2で役割、語数、時間、採点の見られ方が違います。60分をどう分けるか、添削後に何を直すかを決めないと、毎回同じミスが残ります。

IELTS公式は、Academic Writingに2つのタスクがあり、Task 1は150語以上を約20分、Task 2は250語以上を約40分で書くと案内しています。Writing resourcesでも、Task 1は全体の3分の1、Task 2は3分の2に当たると説明されています。

この記事では、IELTSライティング対策をTask別の時間配分と添削復習順で整理します。社会人が限られた時間で練習する前提です。

Task別に変わる練習目的

Task 1とTask 2を同じ「英作文」として扱うと、練習の焦点がぼやけます。Task 1は図表を読み取り、主要な特徴を正確に述べる練習です。Task 2は意見や問題に対して、理由と例を組み立てる練習です。

項目 Task 1 Task 2
目安時間 20分 40分
最低語数 150語 250語
中心作業 図表の要約 主張と理由
復習焦点 比較表現 段落構成
重要ポイント

Task 2の配点比重が大きいため、練習時間もTask 2を厚めにします。ただしTask 1を捨てると、全体の安定感が落ちます。

60分の使い方

最初の5分の設計

いきなり書き始めると、途中で論点が変わります。最初の5分は、Task 1なら大きな変化、Task 2なら自分の立場と理由を決める時間にします。短いメモで十分です。

書く時間と見直し時間

Task 1は20分、Task 2は40分を基本にします。Task 2で時間を使い切る人は、本文2段落目が弱くなりがちです。各Taskに最後の2分の見直し時間を残すことが、文法ミスの減少につながります。

  • Task 1は5分分析、13分執筆、2分見直し
  • Task 2は5分設計、30分執筆、5分見直し
  • 見直しは冠詞、複数形、時制、主語動詞一致に絞る
  • 語数不足を避けるため、段落ごとの目安語数を決める

添削後に見る順番

添削を受けても、赤字を眺めるだけでは次の答案に反映されません。直す順番を決めます。まず課題への答え方、次に段落構成、最後に語彙と文法です。

  1. 設問に答えているかを確認します
  2. 各段落の役割を1行で書きます
  3. 同じ語の繰り返しを言い換えます
  4. 文法ミスを3種類だけ選びます
  5. 次回の答案で同じ3種類を確認します
復習のコツ

添削を全部直すより、次の答案で同じミスを1つ減らすほうが続きます。毎回の復習テーマは3つまでに絞ってください。

Task 1でよく残る弱点

Task 1では、数字を全部説明しようとして時間を失う人が多いです。公式の説明通り、図表やグラフの視覚情報を自分の言葉で説明する練習が必要です。大きな傾向、最大値、最小値、例外の順で見ます。

弱点 答案で起きること 練習方法
全数値説明 要約にならない 主要特徴を3つに絞る
比較不足 単なる列挙になる higher thanなどを練習
時制混乱 過去と未来が混ざる 軸ラベルを先に読む

Task 2でよく残る弱点

Task 2では、立場があいまいな答案が多くなります。問題文に対して、賛成、反対、条件付きのどれで答えるかを先に決めます。理由を2つに絞り、それぞれに具体例を入れると、段落が安定します。

  • 導入で質問を言い換えます
  • 自分の立場を短く書きます
  • 理由1と理由2を別段落にします
  • 例は自分の経験でもよいが一般化します
  • 結びで新しい理由を足しません

練習では、毎回フル答案を書く必要はありません。忙しい日は、設問を読んで5分でアウトラインだけ作る練習も有効です。

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週3回で回す練習メニュー

社会人が毎日フル答案を書くのは大変です。週3回の練習でも、役割を分ければ伸ばせます。1回目はTask 1の図表読み取り、2回目はTask 2のアウトライン、3回目は本番時間で片方だけを書く練習にします。

曜日例 練習内容 復習する点
火曜 Task 1を20分 主要特徴と比較表現
木曜 Task 2の設計10分 立場と理由の一貫性
土曜 Task 2を40分 段落構成と見直し

添削を受ける週は、土曜のTask 2だけを提出します。翌週は、その添削で指摘された3点を火曜と木曜の短い練習に入れます。これで、添削が単発の評価で終わらず、次の答案へつながります。

  • 毎回同じ答案を全文書き直さない
  • 修正文を3つだけノートに残す
  • よく使う接続表現を10個に絞る
  • 本番前は新しい表現より安定した型を使う

本番前7日間の確認

本番直前は、新しい表現を増やすより、時間配分とミスの型を安定させます。直前に難しい模範解答を読みすぎると、自分の文が不自然になることがあります。自分が確実に使える構文だけを残してください。

7日前からは、毎日20分だけでもよいので、問題文を読んで立場を決める練習をします。Task 1では、最大値、最小値、全体傾向を声に出します。Task 2では、理由2つと例を一つずつ出します。書けない日は、答案を書かずにアウトラインだけで終えても構いません。

  1. 使う接続語を10個に固定します
  2. よく間違える文法を3つだけ見ます
  3. Task 1の導入文を2型に絞ります
  4. Task 2の結びを短く終える練習をします

直前期の目的は、最高の表現を探すことではありません。本番で焦っても、いつもの順番に戻れる状態を作ることです。復習ノートは1ページに絞り、試験前日に読み返せる量にしてください。

よくある質問

Task 1とTask 2はどちらから書くべきですか?

慣れるまではTask 1から書くほうが時間管理しやすいです。ただしTask 2の比重が大きいため、Task 1に25分以上使わない練習が必要です。

添削は毎回必要ですか?

毎回でなくてもよいです。独学回では時間配分と語数を確認し、添削回では設問への答え方と段落構成を中心に直すと効率が上がります。

語彙を増やせばスコアは上がりますか?

語彙は大切ですが、難語を増やすだけでは安定しません。設問に合う語を正確に使い、同じ語の繰り返しを少しずつ減らしてください。

参照した公式情報

最終更新日: 2026-06-20